受賞レシピ決定!最優秀賞はアノ圧倒的簡単メニュー!
2021年12月01日更新
「千葉県版おとう飯」で実施中のパパ料理お手軽メニューアイデアコンテスト。1次審査を通過したメニューで行った人気投票が終わり、いよいよ各賞が決まりました!
今回はその結果と、自らも全ての料理を作って色々と試したという審査員長のパパ料理研究家、滝村雅晴さんのコメントをお伝えします!
まずは、人気投票でもっと得票数が多かった最優秀賞から!
「材料2つ!超簡単・ポテサラ餃子」
余った餃子の皮を使って、誰でも簡単に失敗なく作れる料理を考えていた時に、突然降臨したという船橋市の「きごりん」さん!おめでとうございます!
圧倒的ともいえる人気で票を集めたこのレシピ。滝村さんの感想はどうでしょうか?
【審査員長・滝村雅晴さんからのコメント】
まずは、何よりわかりやすい「料理名」の勝利といってもいいでしょう。何せ材料が全部入っていて、極端に言えば、レシピを見ないでも作り方がわかる。これはもう「TKG(卵かけご飯)」に匹敵する究極形ですよね。それでいて、本当に簡単に作れて、お子様でも楽しく参加できる本当にいいレシピだと思います。実際に作ってみたところ、我が家でも家族に評判でした。外はパリパリ、中はホクホクの食感も魅力。ポテトなら小さなお子様でも食べられます。うちでは妻の提案でケチャップをつけてみたのですが、これがまた絶品!というか、完全にフライドポテトですよね。そう考えると塩でも、マスタードでもいいでしょう。簡単でおいしくてバリエーションも広がるし、余った材料で作れるとは、もう最優秀賞も納得です。
「きごりん」さんには、賞品として千葉県が13年かけて開発したお米「粒すけ」をお贈りします!楽しみに待っていてください!
続いては、優秀賞です!
「イワシ味付け缶のユッケ風パパパッと丼」
こちらの手軽な缶詰を使った、ちょっとリッチな昼食丼を応募してくれたのは印西市の女性「ひまわりここ」さん!おめでとうございます!
こちらも人気投票第2位と堂々の結果。さあ、滝村さんの感想はどうでしょうか?
【審査員長・滝村雅晴さんからのコメント】
缶詰の手軽さが最大限に活かされて、加えるものも最低限という優秀なレシピ。料理初心者には本当にありがたいハードルの低さを実感できました。何より抜群にご飯に合います!家で食べる時は卵黄でマイルドに仕上げればいいですが、お弁当のご飯に乗せてもいいですし、おにぎりの具としても使えてありがたい逸品です。もともと魚が大好きなうちの娘は、ものすごい勢いで食べていましたが、ぱっと見に魚っぽさがなく、生臭さもないので、魚が苦手な子どもでも喜んで食べてくれると思います。ごま油、ラー油、ニンニク、ショウガで作るタレの完成度が秀逸で、イワシだけでなくツナや鯖缶などでも成立するのもいいところ。ただほぐすのではなく包丁でたたくというこだわりも存分に活きている最高のレシピでした。
「ひまわりここ」さんには千葉県のブランド牛「かずさ和牛」100%の「かずさ和牛ハンバーグ」をお贈りします!ぜひ、最高級の味を堪能してください!
続いては、特別賞です!
「ステーキ風味のナス丼」
在宅ワークの合間に、簡単に作れてヘルシーだけど満足感のある丼を目指してレシピを考えたという館山市の「でーご」さん!おめでとうございます!
優秀賞とは本当にわずかな差でした!惜しかった!では、滝村さんの感想は??
【審査員長・滝村雅晴さんからのコメント】
“ナス”と“ステーキ”というギャップのある料理名を見た時に、どんな味だろう?というワクワクがありながら、肉を使わずナスだけでどこまでステーキに近づけるのか?と思いましたが、確かにステーキでした!ナスの食感がよく、食べ応えも十分。野菜のチョイスが絶妙です。それでいてヘルシーなので罪悪感もありません。一見、男らしいメニューですが、これは妻や娘にも好評でしょう。また、一緒に食べる時には、作り方や味付けについて会話になるでしょうし、家族のこともしっかり考えられているなと感じます。個人的には炒める段階でタバスコやレモン汁をいれるという作り方も新鮮でした!
「でーご」さんには千葉を代表する限定スイーツ!見波亭の「濃厚焦がしチーズバウム」をお贈りします!ご家族でお楽しみください!
そして!もう一つ賞があります!
ラストは、1次審査とは関係なく、アイデアレシピと同時に、家族で食卓を囲む温かい光景を収めた写真を送ってくれた方に贈る家族写真賞の発表です!
数ある応募の中から受賞したのはこちらの方です!
袖ヶ浦市の「アイラブ袖」さん!おめでとうございます!もちろんこの写真の感想も!
滝村さんお願いします!
【審査員長・滝村雅晴さんからのコメント】
まずは、全員が自然な笑顔をしていて、きっとこれが特別ではなくて、普段からパパが料理をしているんだろうと感じられました。そして、ママの手元にはビール。オフモードの安心感があり、パパに任せていることが想像できます。令和のスタンダードはこうあってほしいという家族の姿ですよね。そして何より素晴らしいのが、ママとこのくらいの年齢の娘さんたちも、一緒に食卓を囲み、写真を撮ることや、それを応募することをOKしてくれるという関係性!これこそまさにパパが今まで積み上げてきた信頼の賜物ですよね!素敵な写真をありがとうございました!
「アイラブ袖」さんには、大網白里のハチミツブランド八八の「天然ハチミツセット」をお贈りします!この写真のように家族みなさんで笑いながら楽しんでください!
今、求められる時短料理の重要性
というわけで、今年の受賞者が出そろいました。2年目となる千葉県版おとう飯は、応募数も飛躍的に増えて、選考は本当に難しかったです。また、人気投票も1位の「ポテサラ餃子」こそ頭一つ抜けましたが、それ以外は思ったよりも接戦でした。最後はそんな令和3年度のコンテストについて滝村さんからの総評です。
【滝村雅晴さんの総評】
まずは、何より本当にたくさんの方にご応募いただきありがとうございました。
今回のテーマは「時短」でしたが、家庭料理においては最近特に多く求められているものだと感じています。私が実施している料理教室でも、時短メニューは人気です。その背景にあるのは、やはり仕事に育児に忙しい人がたくさんいることだと思います。私は以前から家族がともに食事をする「共食(トモショク)」を大事にすることを推奨していますが、あまりに忙しい時には、しっかりと料理を作って用意するのは難しいでしょう。時には買ってきてもいいと思いますが、気持ち的に少しは手作りをしたいという場合もあるので、そういう時にこそ、こういった時短レシピが活躍すると思っています。
1次審査を通過した5つのレシピはいずれもおいしそうで、簡単に作れる、そして何より時短ができる素晴らしいものばかりでした。上位に入ったものは、その中でも特に時短できるイメージが伝わりやすかったものだったと思います。買ってきたお惣菜を包むだけ、缶詰に手を加えるだけ、野菜一種類を工夫するだけ、そんなところが人気を集めたのでしょう。もちろん、その中にはそれぞれにアイデアがあったことも素晴らしかったです。
昨年に続いて審査員長をしましたが、まだこんなにアイデアがあるのか!と驚きました。料理は人それぞれにクセというか、好みもあるのでメニューや作り方に傾向が出てくるものですが、今回も自分では絶対に思いつかないものがたくさんありました。メニューひとつひとつに“いい”も“悪い”もないので、まずは皆さんに試していただきたいです。私もそうですが、料理は真似ることから上達しますし、バリエーションも広がります。
今回の時短レシピは特に簡単なので、料理初心者にはもってこいのものばかりですし、普段から料理をしている人にもきっと発見があると思います。コンテストとしては順位がつきましたが、出来れば全部作ってみていただきたいと思います。そして、どんどん料理を楽しんでください!
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滝村さん、ありがとうございました!
そして!まだまだ千葉県版おとう飯は続きます!
来年1月と2月には滝村さんのオンライン料理教室が開催されます!
作るメニューは最優秀賞を受賞した「材料2つ!超簡単・ポテサラ餃子」に加えて、滝村さんの料理教室でも人気の家族で作るオススメメニューの2品。1月は「失敗しない水餃子」2月は「餃子の皮DEラザニア」。ポテサラ餃子が余った餃子の皮から生まれたレシピということもあり、餃子の皮を使った、子どもと一緒に楽しめるレシピです!
▲失敗しない水餃子
▲餃子の皮DEラザニア
開催日程はコチラ。
① 1月23日(日)10:30~12:00 ※締切は1月14日(金)17:00
② 1月23日(日)16:00~17:30 ※締切は1月14日(金)17:00
③ 2月19日(土)10:30~12:00 ※締切は2月11日(金)17:00
④ 2月19日(土)16:00~17:30 ※締切は2月11日(金)17:00
応募条件は千葉県在住もしくは在勤の方で、親子でもパパだけでもOK。「おとう飯」が男性に向けた取り組みなので、男性の参加は必須。親子の場合は男の子の参加であれば、ママやおばあちゃんが参加するのもOKです。
オンラインなので、自宅から参加できます。
※オンラインミーティングツール「Zoom」を使います。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどをご用意ください。
参加希望の方はこちらの申し込みフォームからどうぞ。
たくさんのご参加お待ちしています!